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マンチェスターシティ悲願のCL初制覇へ 前編

今日はチャンピオンズリーグでなかなか結果が残せないマンCについて前編、後編に渡って語っていきたい。

 昨季はベスト8でリバプールに2試合合計1-5という大敗を喫した。その前年でもベスト16でまさかのモナコに敗れるという失態を犯した。一方、プレミアリーグでは勝ち点100というリーグ史上最多勝ち点で優勝し、圧巻の17-18シーズンだった。

そんなシティがなぜかCLでは優勝できない状況が続いている。今回はその理由を前編と後編に分けて説明したい。

 

まずプレミアリーグはとてもタフだ。クリスマスや正月にも試合をやるという非常に過密な日程を組んでおり、国内カップ戦も2つありそれにCLも戦わなければならない。常に週2試合ペースが基本で休む暇すら与えられない。他のリーグではウィンターブレイクで休めるがそれがこのリーグにはない。さらに莫大な放映権の高騰によりプレミアリーグでは各チームに多額のお金が入ってくるため、下位や中堅クラブにも潤沢な資金がある。そのため弱いとされてるチームにも良い選手が集まってきて、競争がとても激しい。現レアルで元スパーズ出身のベイルもこのように語っている。

 

プレミアリーグは90分を通じて100%じゃないと負けてしまう。スペインでは、下位との試合で前半のうちにリードし、後半にセーブするような戦いができる。つまり選手を休ませられるんだ」

 

このように他のリーグと違って下位や中堅との対戦であっても手を抜いて戦うと簡単にやられてしまうのだ。そのため毎年CLのベスト16が始まる2月頃にはチームが疲弊しきっていたり、怪我を多数抱えたりという状況が続いている。昨季に関してはアグエロが怪我をして大事なリバプール戦に出場できなかったり、デブライネが疲労の蓄積により12月までのパフォーマンスを出せていなかった。

 

だが、19-20シーズンからプレミアリーグではウィンターブレイクが導入されることが決まった。これによりこれまでよりコンディションを整えられるようになる。

 

もう一つはシティの戦術にあると考えている。ボールポゼッションを主としており常にボールを保持しながらゴールを狙う。プレミアではある程度ビルドアップでミスをしたり、簡単なパスミスをしても圧倒的な個の力でねじ伏せられる部分もあるがCLではそうはいかない。CLではカウンターを主に戦っていくチームが多く、なおかつビッグクラブ相手ともなればそこには物凄い質の選手がいる。ミスをしたら必ずゴールを決められるのだ。去年のリバプール戦が良い例だろう。それも踏まえてとにかくミスをしない事が重要だ。無理矢理パスで繋ぐのではなく、自陣でボールを失うリスクを抑えロングボールを使いながらカウンターをさせないといったこともやっていかなくてはならないだろう

 

そういったことも含めて今年のペップグアルディオラはシティをどう変えていくのか楽しみだ。